malikhuliya
引越し時のご参考に
医学では古くはギリシャのヒポクラテスまでさかのぼるが、メランコリーは抑うつを示す状態でも特に重症のものを指してきた[1]。四体液説における黒胆汁質のことを指し、「黒胆汁」という体液の多い人は憂鬱な気質になるとされた。彼はこの気分障害をアラビア語で「malikhuliya」と書いているが、11世紀半ばにギリシア語やアラビア語からラテン語への文献翻訳を行ったコンスタンティヌス・アフリカヌス(Constantinus Africanus)はこれを「melancolia」と訳した。
ここから西欧各国へメランコリアの語が広まった[4]。哲学者・政治家・詩人・芸術家など偉大な人物の多くがなぜ憂鬱質であったかを説明している。これは後の18世紀や19世紀の天才に対する観念に影響している。